子どもの近視は、眼球が楕円形に伸びてピント位置がずれ生じるケースが多いです。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。
高度な近視の場合、近視が無い人と比べて網膜剥離が22倍、緑内障が14倍、白内障も5倍の確率で発症することが知られています。失明原因第一位の緑内障が70歳以上の8人に1人で罹患することを考えますと、子供たちの将来を見据えて真剣に治療をする必要があると言えます。
低濃度アトロピン点眼薬について
「低濃度アトロピン点眼薬」は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的とした点眼薬です。
シンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されました。
低濃度アトロピン点眼薬治療について
低濃度アトロピン点眼薬の治療は自由診療です。詳細はお電話または窓口でご相談ください。
初回は保険診療です。近視の度数等を確認させていただきますので、保険証や医療券をお持ちください。
後日、点眼薬が処方されます。以降は自由診療となりますので健康保険や医療費助成制度は適応されません。